DIYを楽しむ/2014-03-08
田圃用チェーン除草具ー1。
- 3月8日
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田圃の畝の除草をチェーンで行いたい。
今年は田圃の畝間(条間)除草には、エンジン付き田圃中耕除草機(ミニエース)を導入しています。でも畝間はそれで出来ても、畝(株間)の部分は全く効果が有りません。そこでこの部分をチェーン除草してみようかと思っています。田圃の全面をチェーン除草することに関しては、色々と情報がありますが、畝の部分だけをチェーン除草する情報は、非常に少ないです。チェーン除草自体の効果は、田圃全体としてしかの報告しかなく、今一つ不明です。
チェーン除草するにあたっては、除草具事態の構造が課題です。引っ張るチェーンの長さ、間隔、サイズ、付け方等々色々と検討が必要です。除草の原理は、チェーンで雑草の芽の部分を引き抜いたり、土の部分をかき混ぜて、浮き上がらせるだけのことですが、稲の苗の上から行いますから、苗が抜けないようにすることも重要です。又抜いたり、浮かせたりした雑草が、チェーンに引っかからないことも重要です。原理からして、チェーンは引っ張る範囲全体に有ることが必要で、チェーン間隔を開いてしまったのでは、効果は減ってしまします。
ミニエースは2条用で、土をかき回すかご車のピッチは315mmと、苗の植え付け間隔300mmより広くなっています。これは設計上の妥協の結果でしょうが、あまり良いとことではありません。チェーン単体のリンクの幅が、20.5mmですから、かご車の間の部分には8本のチェーン、両サイドには6ないし7本のチェーンが必要になりそうです。
一番の問題点はチェーンをどこに付けるかです。二条用ですから、真ん中の部分は常に必要となりますが、両サイドは片側だけで良いことになります。そして行き返りするたびにチェーンを入れ替えることが必要になります。さもないと両サイドは行き返り2度、それも双方向からチェーンを引っ張ることになります。ただ除草機にとっては、左右で負荷がアンバランスになり、操作が面倒になりそうです。この辺りは実際にやってみないと分からない点が多く、最終的な結論は作業してみてからになります。
まずはタイヤチェーンをディスクサンダーで結合の部分を外し、材料作りです。
- 3月9日
チェーンはある程度の長さなら絡まない。除草の原理は。
今考えているチェーンは、6リンクの長さをです。この長さだと、チェーン自身は決して絡みません。でも取り付ける部分に長いワイヤー等を使うと、絡む可能性が出てきます。チェーンで除草できる原理は、柔らかい土の中、あるいは上で、発芽した若い雑草を掻き出し、水に浮かべることの様です。従って土が硬かったり、根っこが硬い土の中に有ったりすると、除草は出来ません。田植えは2回程の代かきを行って、土が多少落ち着いた状態で行います。代かきで土の表面には、柔らかな土の層が出来、田植えはその多少下の層に行われると思います。植え付ける苗の根っこがしっかりしていて、ある程度の深さに植え付けられれば、チェーンで上の部分を撫ぜられたり、多少表面の土をかき回されたりしても、多少横に倒れることは有っても、抜けることは無いのでしょう。そのように考えると、代かきをどのように行うか、課題です。
水田中耕除草機ミニエースは、籠車で土をかきますことで、その部分の雑草を浮き上がらせたり、土の中に練りこんだりし、更に水を濁らせて発芽を抑えたりすると思われます。これと同じ効果をチェーン除草具に求めることは無理な感じです。でも畝間が除草されていれば、株間はある程度の除草で良いのかも知れません。効果を信じて行うしかないでしょう。
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