温暖と言われる南房総で、自給自足を目指しながら、農的な生活を楽しむ男の色々な日記です。

田圃を楽しむ/2014-12-16

田圃を楽しむ-48。

  • 12月16日

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 ヤンマーコンバインCA135Mのメンテナンス。

 今年の8月、近所の人から安く譲ってもらったコンバイン、山の田圃でスタックさせたり、その関係か、切刃のカシメの部分を緩めてしまったり、色々と有りました。次にコンバインを使うのは、多分来年の秋以降になりますから、今の時期メンテナンスを行うことにしました。
 幸いにも取扱説明書が有りますから、ほぼそれに従っての作業になります。でも説明書には、クリーニング、調整に関することは書いてありますが、交換等に関してはあまり書いてありません。果たしてどんな事まで出来るのか、分かりません。
 先ずは各種ベルトに関してです。

ベルトの掛け方部品表 左がベルトの掛け方とサイズを表す表です。そして右がその部品表です。ハーベスターと同様に殆どをVベルトで駆動しています。そして動作の”ON"”OFF"はテンションプーリーで行っています。前に使っていた人の話しでは、ベルトは一度だけ交換したことは有るとのことで、詳細は分かりません。今年の収穫は何もチェックせずに使いましたが、やはり気になるので、徹底的にチェック、必要なら交換することにしました。

 脱穀部左側(コンバインに向かって右側)のサイドカバーを開けて、ベルトをチェックして見た所、二本のベルトに亀裂が入っていて、かなり伸びていました。上の図面で選別部駆動ベルト(LB76)と、拝ワラ駆動ベルト(LA36)です。特に選別部駆動ベルトは、テンションプーリーで、ベルトに殆どテンションが掛からない程で、何時切れてもおかしくない状態でした。このベルトが切れると、選別部駆動が出来なくなるだけでは無く、拝ワラカッター、吸引駆動も出来なくなります。(拝ワラカッターはオプションで、上の図面には表示されていないが、LB71ベルトで駆動されている。)拝ワラ駆動ベルトの方も大きな亀裂が一か所あり、交換の必要が有ります。この二本のベルトは交換することが必須です。特に選別部駆動ベルト(LB76)は亀裂が激しく、何か所にも有りますから、ベルトの種類を別の物にした方が良さそうです。ベルト背面から当てるテンションローラーの径が小さいことと、その巻き付け角度が大きいことから、逆曲寿命の長いものが良いかと思います。候補としては、バンドー化学の 農機用スーパーVベルトW800 SB76、或は 三ツ星ベルト SUPER AG-X LB形 LB76、が考えられます。何れも通常のLB、或はSBベルトに比べて、二倍以上の値段がします。

 脱穀部右側(コンバインに向かって左側)は油圧駆動ベルト、処理胴駆動ベルトを除いて、非常に見えづらい場所に有ります。コンバインを使っていて気になっていたのは、油圧駆動ベルト(LA96)で、かなり振動していました。細くて長いベルトですから、振動はし易いとは思いますが。亀裂は見当たりませんでしたが、側面がかなり摩耗している感じがしています。
 唐箕駆動ベルト、揺動刈取駆動ベルト、走行駆動ベルトはテンションローラーの移動で駆動の”ON””OFF"を行っていて(クラッチ機能を行っている)、特に唐箕駆動ベルトは二重になっていて、脱穀刈取駆動の大元になっています。今の所この部分のベルトに不具合は見つかっていません。ただ非常に見にくく、分かり辛い為、更なる確認が必要です。ただこの部分のベルトの交換は、大変な感じで、例えば油圧駆動ベルトを交換するのは、唐箕駆動ベルト、こぎ胴駆動ベルトを外すことが必要で、おまけに唐箕駆動ベルトには、ベルトガイドまで付いていて、そのガイドは走行ベルトのガイドにも関連しています。色々なクラッチをVベルトで行っている為、ベルトガイドは必須で、作業のし難い場所に有るために、実際に行うにはかなりの注意が必要になります。

 エンジンのファンベルトは、バンドー化学のパワーフレックスベルト RRPF2360、を使っていて、一見タイミングベルトの様に、ベルトの内側に山が付いています。このベルトには亀裂等は見られませんが、外側表面にかなり異物が張り付いていて、底面の摩耗も進んでいる感じです。交換自体は簡単ですので、交換した方が良いかと思います。

 ベルト類は他に、形状が特殊な掻き込みベルト、穂先搬送ベルトが有りますが、未だ良くチェックしてありません。こちらは部品の値段がかなり張るようなので、交換は避けたいところです。調整だけで対応出来ればと思っています。

 今日はベルト類のチェックを中心に行っていますが、他にも色々とチェックしなければならない場所が有ります。明日以降少しづつ実施の予定です。 
 

  • 12月17日

 ヤンマーコンバインCA135Mのメンテナンス-2。

 今日もコンバインのチェックです。昨日亀裂の入ったベルトを二本見つけていますが、今日も追加で一本見つけています。穂先搬送ベルトと言うもので、亀裂だけでは無く、段の一部分が欠落しています。

穂先搬送ベルト亀裂穂先搬送ベルト欠落油圧駆動ベルト 左が穂先搬送ベルト亀裂で、真ん中がその欠落部分です。そして右が油圧駆動ベルトです。穂先搬送ベルトがきちんと機能しないと、穂先が内部に貯まりやすくなりそうです。油圧駆動ベルトは側面の摩耗が激しそうです。

 穂先搬送ベルト、今年はこの状態で使って、たまに藁が詰まってしまう程度で済みましたが、どうしても交換が必要でしょう。果たして部品が手に入るかどうか。油圧駆動ベルトの交換には、唐箕駆動ベルト、こぎ胴駆動ベルトを外したり、走行駆動ベルトのベルト抑えを外したりする必要が有り、かなり大変な作業になります。

選別部駆動ベルトLB-76拝ワラ駆動ベルトKA36ファンベルト 左から選別部駆動ベルトLB-76の亀裂部分、拝ワラ駆動ベルトLA36の亀裂部分、そして右がエンジンファンベルトです。選別部駆動ベルトは単に選別だけでなく、拝ワラの処理、カッターの部分まで駆動しています。

 上記三本のベルトの交換は容易で、部品さえ揃えば簡単に出来そうです。選別部駆動ベルトにどのタイプのベルトを使うか、迷いますが。

 色々と考えた末選別部駆動ベルトには”バンドー化学”の”農業用スーパーVベルトW800”を使うことにしました。今までのVベルトに比べて、伝動能力が2倍、逆曲寿命が3倍、衝撃寿命が3倍と宣伝しているものです。ただし値段も2.3倍程します。ついでと言う訳では無いのですが、拝ワラ駆動ベルトも現状の物と、それ程価格差が無いことから、同じ種類のVベルトにしようと思っています。油圧駆動ベルトに関しては迷う所ですが、動作時多少ベルトが横振動を起こしていることを考えると、断面積のやや少ないこのベルトにした方が良いかも知れません。 

 唐箕駆動ベルト(LB41)二本、揺動刈取駆動ベルト(LB61)、走行駆動ベルト(SB51)、こぎ胴駆動ベルト(LC69)の各ベルトに関しては、未だ十分な確認が取れていません。ここは油圧駆動ベルトの交換時十分な確認が出来るのではと思っています。脱穀部分の大元になる唐箕駆動ベルト(LB41)二本、特に注意しての確認が必要な様です。

  • 12月18日

 ヤンマーコンバインCA135Mのメンテナンス-3。

 今日は昨日見た亀裂の入った、穂先搬送ベルトの外し、そして掻き込みベルトの確認です。

拝ワラカッターの移動穂先搬送ベルト部後ろカバー外したところ 左から、穂先搬送ベルト部分を作業するために、後部拝ワラカッターの部分を廻したところ、そして穂先搬送ベルト組立、右がその裏側のカバーを外したところです。これでベルトの取り外しが可能になります。

 ベルトは刃の部分の痛みが一番ひどく、ベルト自体も側面がかなり傷んでいました。交換時期をとっくに越した感じです。ベルトには三ツ星ベルトの”MS264”の刻印が有ります。

穂先搬送ベルトの亀裂穂先搬送ベルトの刃脱落 左が穂先搬送ベルトの亀裂部分を良く見た所です。あちこちで刃の根元部分に亀裂が入っていました。そして右が2か所刃が欠落している穂先搬送ベルトです。この状態で使用しても、多少切藁が詰まる程度で、さほどの支障は有りませんでした。藁を送る訳では無く、穂先の部分を押して、アシストする感じの機能の様に見えます。でもこの構造のベルトは、刃の根元に一番負荷がかかると思われますから、同じ構造の掻き込みベルトが心配になります。

 そちらの方が刃先が更に長く、掻き込む部分が穂先では無く、藁地震ですから、大きな力がかかりそうです。と言うことで次に掻き込みベルトの確認です。

藁掻き込み部分掻き込みベルト 左が掻き込みベルト部分で、張りの調整は一番弱くなっていて、まだまだ張れる状態です。右が刃の根元で刻印は”MS311”と有り、こちらも三ツ星ベルト製です。張りの具合、ベルト表面の状態から、最近交換した感じです。でも多分それだけ傷みやすいのかと思えます。左の写真の下に見える星形のギアーで、左右の掻き込みベルトを結合しています。何とも大きなギアーです。こちらは刃の使い方が穂先搬送ベルトとは逆で、刃の根元への負荷は緩い感じです。

 ネットでこれら二本のベルトの入手先を探したのですが、見つかりませんでした。仕方なくヤンマーの支店の方に出向き、入手可能かどうかを確認して、注文してきました。びっくりするほど高いです。掻き込みベルトは未だ十分持つと思いますが、思い切って予備用に、購入することにしました。

 穂先搬送ベルトの交換は、サービスマニュアルが無いために、何処から外したら良いのか、色々と考えさせられました。結局は後ろのカバーを、6本のボルトを外して取り、取れることが分かりました。掻き込みベルトの方は、前側プーリーを外して、取り替えることになりそうです。

 最初に見つけた拝藁駆動ベルトも今日外しています。こちらはややきついテンションローラーを外して、ベルトを取り外しています。

拝ワラ駆動ベルトの亀裂拝ワラ駆動ベルトの様子 左が拝ワラ駆動ベルトの亀裂の様子です。一か所だけぱっくりと割れています。丁度表と裏のシート部分の繋目から亀裂が入っています。右は他の部分を曲げて見た所の写真で、亀裂が入り始めていて、側面の摩耗もかなり進んでいます。変え時でしょう。このベルトで、上記穂先搬送ベルト、及び拝ワラチェーンを駆動しています。ただ気になったことは、スパンが短いことも有り、張りがかなりきつくなっていた事です。

 次はいよいよエンジンから繋がって居る部分のチェックを行います。容易に取り外し、取り付けの出来るところは良いのですが、この部分は一本を除いて全て関連していて、おまけに奥まった所に有りますから、面倒になりそうです。

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