田圃を楽しむ/2013-10-12
田圃を楽しむ-43。
- 10月12日
勝負田の古代米刈り取り。
だいぶ長い間放置してあった古代米、今日やっと刈り取りです。田面はまだかなりぬかるんでいて、全て手刈りになりました。紅朱雀の方はとうに刈り取り時期を過ぎていて、根元の方が柔らかくなっていました。緑万葉の方は丁度刈り取り時期と言うところです。もう少し早い段階で落水すべきだったようです。
古代米を作るのは、今年が最後になるかと思っています。コシヒカリとの収穫時期があまりにもずれていること、l米としての利用価値があまり見出せないこと、等が理由です。今は緑万葉は玄米餅として、あるいはもち粉として、紅朱雀は玄米ご飯に混ぜて食べていますが、玄米餅はマンゲツもちで十分ですし、玄米に混ぜるのは朝紫で十分な気がしています。
天候は13日、14日と良い天気が続き、15日は晴れ後雨との予報です。16日は台風26合が場合によっては近づく可能性があるとのこと。古代米は量が少ないので、籾での乾燥も楽ですから、場合によっては14日、或いは15日でも脱穀をしてしまおうかと考えています。雨に濡らしてしまうと、脱穀は19日以降になってしまいます。又風に吹かれて、稲束が飛ばされてしまうことも考えられます。古代米は背丈が高いので、来年用に藁を取っておきたいと思っています。その点からも藁は大切にしたいと思っています。天気の具合を見ながら、何時脱穀するかを決めて行きます。
- 10月13日
押切の二枚の田圃にレンゲ草播種。
今日は多少は北風が吹いているものの、播種には支障がないと考え、押切の二枚の田圃に、レンゲ草の播種を行いました。
散粒機の散布幅が細かい粒で4m程度ですので、4m間隔で田圃を歩き播種です。種は肥料などに比較して軽いため、種の落ちる部分の開度は1~9まである内3で行いました。最初は2弱でやったのですが、播種量が少なすぎて、途中から変更しました。本当は田圃一反当たり3Kg程度の播種が必要と有りましたが、小麦も入れるために1/3に減らしています。果たしてこれで大丈夫なのか、分かりません。
勝負田のひこばえ刈り取り、その後耕起。
勝負田の古代米の刈り取りが終わったことと、台風26号が近づいていることもあり、思い切って今日耕起を完了しています。その前に切り藁の鋤込みがスムースに行くように、ひこばえの刈り取りも行っています。
今日敢えて耕起したのは16日に台風の接近が予報されていて、雨が予想されているからです。少しでも耕起しておいたほうが乾きが早いと考えてのことです。ただ耕起深さが浅いため、あまり期待できないかも知れません。レンゲの播種までには、押切の田圃程度には乾いて欲しいものです。
- 10月14日
勝負田の古代米脱穀、そして電気柵撤去。
台風26号が16日にはこの辺りに近づきそうです。非常に強く、大型の台風で、防風になる予想です。そこで勝負田にハザ掛けしてある古代米を、乾燥不十分ながら脱穀です。
古代米の藁は長すぎて、ハーベスターのストローカッターでは切ることが出来ず、束ねて保存する事にしています。翌年以降稲藁を束ねたり、敷き藁にしたり、七五三縄を作ったりしています。
- 10月15日
予報より早く雨が降りだし、昨日の脱穀は正解だった。
台風26号の接近で、午前中から雨が降りだしている。台風は10年に一度の強い、大型だそうで、ハザ等は飛ばされてもおかしくない程のようだ。勝負田は先日耕起した部分にはまだ水溜りは出来ていないが、耕起してない部分には既に水が溜まり始めている。この点からも昨日の脱穀は正解だったようだ。
問題はレンゲの種を播種した押切の田圃、種が流されたり、土の中に埋め込まれたりすることが心配になる。雨量は、ここら辺で最大300mmになっているので、かなりの量だ。雨の欲しい時には降らず、欲しくない時に降る、日頃の行いが悪いせいなのか。
- 10月16日
台風26号、雨が300mmオーバー、風は朝6時頃から9時頃まで。
雨はかなり降り、近くの川が今まで見たことのない程の水位になっていた。溢れるところまでは行っていなかった感じ。強い雨が昨夜からずっと降りどおしで、雨量計を兼ねているバケツは、水が溢れていた。300mmオーバーと言うことになる。風は相当に強く吹いたようで、近くの区の集会所の屋根瓦が、飛ばされていた。台風は突っ走って通過した感じだ。台風の西側に入らなくて幸いだった。家の東側は藪から山になっているが、そこに設置してあるU字溝の水が溢れ、敷地にかなり流れ込んだ感じで、原因は排水口のパイプの詰まり。ポンプで水を排水しながら、詰まりを治すものの、治らず、結局パイプの詰まっている部分をカットして、詰まりを治すことに。敷地の東側では数箇所で、下から水が吹き出していた。山水だ。地下水位が高いため、井戸は殆ど地面の高さまで水が来ている。こんなことは初めてだ。今のところ水は濁っていない。幸いにも東側の山が崩れることはなかった。水が上手く抜けたためか。
これで問題はやはり押切の田圃のレンゲだ。果たして種はどうなっているのか、場合によっては再播種が必要になる。暫くは様子見になる。