田圃を楽しむ/2012-05-05
田圃を楽しむ-23。
- 05月5日
勝負田の田植えは最初の苗で行う方向です。
相当の補植を覚悟です。
明日勝負田の田植えを行う方向で、追加播種したコシヒカリの苗箱を勝負田に運びました。苗の丈としては18cm程度で、十分に田植えに耐えられます。でも根の張りが良くありません。きちんと根のマットを形成していないのです。それに対して最初に播種した苗は、プールから田圃に移して置いたものですから、背丈は高いもので22cm程、低いもので17cm程で、背丈はあまり伸びてはいません。田圃での育苗ですから理想的で、根張りも理想的です。
- 05月6日
勝負田の田植えは結局追加播種した苗で実施。
追加播種した苗は18箱、最初に播種した苗は25箱あります。苗の出来は発芽率から見てみると、明らかに追加播種したものの方が良いのですが、根張りは良くありません。迷ったあげく、補植の少なくて済む追加播種した苗を使うことにしました。
更に苗の植え付け間隔を押切りの田圃より16%程短くして、28cm程にしました。これが間違いで、18枚では田圃全体に植え付けは出来ず、足らない分最初に播種した苗を使うことになってしまいました。単純に計算して、一反当たり15箱が必要で、勝負田のコシヒカリ植え付け部分の広さが1.2反程ありますから、18箱でぎりぎりの線になってしまいます。これでは足らなくなるのは当たり前のようです。補植も最初に播種した苗を使うことになってしまいます。収穫時一体どうなってしまうのでしょうか。
これで全ての田圃の田植えが一応終わり、残すは勝負田の補植です。その前に押切りの田圃への米糠散布が残っています。風の無い日に散布しますが、これがまた大変な仕事になりそうです。勝負田の方は土があまり深くないため、歩くのは楽ですが、押切りの田圃は深いため、歩くだけでも大変です。除草と、分ゲツの確保のためのことですから、どうしても必要な作業です。その後の手押し除草器を入れるかどうか、迷っています。入れたほうが良いのには決まっているのですが、どうするか。勝負田はともかく、押切りの田圃はきついですね。
- 05月7日
押切の二枚の田圃に一気に米糠散布。
押切の田圃は田植えから8日目になり、朝方風も弱かったことから、米糠の散布を行いました。予定では四角田に米袋で15袋、三角田に7袋合計22袋撒く予定でしたが、合計で20袋になってしまいました。一袋15Kg程有りますから、合計で300Kg,反当り70kg程度になります。
二枚の田圃の米糠散布には、合計4時間程かかりました。15Kg程を背中に背負って田圃を歩きますから、結構よい運動になります。散布後西よりの風が吹き、浮いた米糠は東側の畦際に寄せられています。米糠はいくら均一に散布しても、浮いた物は必ずどこかに吹き寄せられて、そこで沈みます。だからかなり偏った散布になってしまいますが、特に問題は無いようです。今年は田圃の中に歩いて散布したのに加えて、畦際にもぐるっと散布しています。
これで暫くして、水が赤くなってくれれば良いのですが。田圃を歩きながら気が付いたのですが、既に藻が多少発生し始めています。まだ苗が小さいので、気になるところでです。
- 05月8日
勝負田の補植完了。
本来はもっと早くに行うべきだったのですが、遅ればせながら勝負田の全ての稲の補植です。コシヒカリは昨日田植えをしたばかりですが、古代米とマンゲツもちはもう遅すぎるくらいです。
コシヒカリとマンゲツもちの部分にはすでに藻が表面に出来ています。水位が浅く、代かき後かなり長く放置していたためだと思います。まずは水位を上げる必要がありそうです。本当は米糠を撒きたいところですが、ちょっと早すぎの気がします。
今日田圃の中を歩いて補植して気が付いたのですが、南東の角地辺りは何か水がかなり冷たい感じがしていて、毎年お米の出来がこの部分で遅いのはこの性かなと思いました。ほかの部分はぬるい感じがして、太陽で水が温まっている感じがするのですが。山側から水が流れ込んでいるのかも知れません。更に気が付くのは、畦際で欠株が多いことです。畦からは30cmほど離しているのですが、土が固くなっているのでしょうか。
それにしても、毎年のことながら貧相ですね、家の田圃は。今年は特にコシヒカリは苗が良くなく、徒長気味になってしまっていますから。今日補植したコシヒカリは、最初に播種したもので、苗箱の数で5つ程使っています。東西の畦際から6~8条は、バインダーでの収穫を考慮して、畦に沿って植えつけられています。その部分の欠株が非常に多くて、こんな箱数になってしまいました。紅朱雀と緑万葉もついでに補植を行ったのですが、こちらは植え忘れが多くて、苗が足らなくなってしまい、十分な補植は出来ませんでした。